児童文学  - Juvenile Literature -

児童文学

児童文学との出会いと出会った人々

この世に生まれてきて、私が本当にやりたいことは何だろう。死ぬ時になって後悔しないためにも、それを考えるのは今だ。
当時医学書の編集者だった私は、50歳を目の前にして真剣に考えるようになっていました。少女のころから作家になることが夢だったのではないかと。シングルマザーだった私は、3人の男の子を育てることに必死でしたので、自分のことを考えるゆとりがなかったのです。子どもがどうにか手が離れるころ、気がつくと、児童文学学校14期の生徒になっていました。幸い土曜日に講義があったので会社を休まず続けることができました。この期にはいろいろな人がいました。のちに生涯の伴侶となる岡崎ひでたかもその1人です。この期の児童文学学校の校長は安藤美紀夫先生でした。そのあとに創作教室が始まり、1期生となりました。講師は木暮正夫先生、菊地ただし先生でした。3人ともすでに鬼籍に入られました。初めての単行本『としばあちゃんのケン玉作戦』が出るまでに6,7年は修行時代が続いたと思います。児童文学学校のときの講師のおひとりだった古田足日先生にお声をかけていただき古田塾に入門させていただきました。
(つづく)
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